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フェステの語りべ小屋

フェステの語りべ小屋

When that I was and a little tiny boy, With hey, ho, the wind and the rain;


1.で、シェイクスピア劇っておもしろいの?

2.で、たとえばTwelfth Nightってどんなはなし?

3.映画でTRY!シェイクスピア

4.シェイクスピア映画リスト

5.シェイクスピアみぃ〜つけた!



で、シェイクスピア劇っておもしろいの?
---かつおの場合
 ェイクスピアってぇー・・・なんか小難しそうだしぃー・・・、 なんか一部のインテリちっくな人たちだけが喜んでる雰囲気あるしぃー・・・、 一体どこがおもしろいんだろ・・・、 と思っている方は多いんじゃないでしょうか? 私も劇をやるまではそう思ってましたし、今でも・・・・・・おっと、いけない。  ぜシェイクスピアを難しく感じるのかと、古典だし、昔の英語だし、 歴史的・文化的背景もわからないし・・・挙げはじめたらきりがない。 おもしろいと感じているだろう、その一部のインテリちっくな人たちは その部分をお勉強して分かるので、おもしろいんですよね、きっと。 いや、たしかにおもしろいと思います、はい。  と、こういう人もいるかもね。単にストーリーがおもしろいっていう人。 シェイクスピア劇には現代の演劇やドラマに含まれる設定の「素」が もうほとんどつまっています。 たとえば、ディズニーの「ライオン・キング」は、シェイクスピアの「ハムレット」 に通じるとかいうし。 シェイクスピアのいた時代には「盗作」というのは日常茶飯事に行われていたらしいので、 すべてのドラマの基本要素が揃ってしまうのも当然なのかもしれません。 それが、今にも通じる普遍性だったりして、そこをおもしろいと感じるという人。 で、私はどうかというと、私は・・・「演出」の部分を楽しんでいるのかな。 (ほーら、また一人でかっこいいこと言っちゃってー) お勉強部分は分かったようなふりして分かってないし、ストーリーも強引だったりして 「なんでやねん!」 と心の中でこっそりツッコミを入れてたりします。 演出はオーソドックスな古典風あり、現代風あり、和風も洋風、衣装も小道具も 舞台セットもそれぞれで、演出家によって違うので、そのあたりを「ふーん」と見ています。 音楽で言うならば、一つの曲をいろんな編曲で聴いてみるようなものかな。 一つの食材をいろんな味付けで食べるとか。 なんか言ってるうちにだんだん違うような気もしてきた・・・ ・・・シェイクスピアっておもしろいのかな?   ェイクスピア劇って言っても、今でこそ学問的で難しそうって思うけど、 当時は一般大衆も見に行くような大衆演劇でもあったことを考えると、 そんなにシャチホコばって考えることもないかもしれない。  ま、要は人それぞれ、おもしろいならおもしろい、 おもしろく感じなくてもひけめを感じずに、 お好きなように、ってことですかね。 いいのよ、それで。
で、たとえばTwelfth Night(「十二夜」)ってどんなはなし?
・作者  (もちろん)ウイリアム・シェイクスピア ・ジャンル  Comedy(喜劇)、シェイクスピアの喜劇の中でも傑作といわれる。 ・内容  双子の人まちがいから起こる、恋愛ドタバタ劇。横筋としては「いじめ」の劇? あらすじ  場所はアドリア海に臨む、イリリアという小さな港町。 双子の兄妹が航海中、嵐に遭いこの町に別々にたどり着くことから ひと騒動が起きます。  その双子の兄妹の名はセバスチャンとヴァイオラ。お互いに相手は 死んだと思い、悲しみつつイリリアへ。そこで妹ヴァイオラは兄セバス チャンと同じ格好に変装し、イリリアの公爵であるオーシーノーの所で お小姓として仕えることを思いつきます。  ある日、オーシーノーの恋心を伝える役を与えられたヴァイオラは、 伯爵家の美しい女主人オリヴィアの所へ出かけて行きますが、 なんとオリヴィアはその少年の姿のヴァイオラに恋してしまいます。  一方、そのオリヴィア邸では、オリヴィアの叔父で大酒飲みのサー・ トービーとその友人のサー・アンドルー、道化のフェステ、召使のフェ ビアンたちが浮かれ騒いでばかり。オリヴィアの侍女であるマライアの 案で生真面目で堅物の執事、マルヴォーリオに一泡吹かせてやろうとい たずらしたり、サー・アンドルーにヴァイオラと決闘するようけしかけ たりと大騒ぎです。  オーシーノーはオリヴィアに恋をし、オリヴィアはヴァイオラに一目 惚れし、そのヴァイオラはオーシーノーに密かな想いを寄せはじめ、恋 は三角関係に。そんなところへヴァイオラの兄セバスチャンが現れ、物 語はさらに複雑になっていきます。この恋のもつれはいかに・・・・・。
「十二夜」ってどうして「十二夜」?

 「十二夜」ってなぜ、「十二夜」っていうタイトルなんでしょう? 別に12日分のお話が書かれてるわけじゃないのにね。  「十二夜」っていうそもそもの言葉の意味はクリスマスから数えて12日目の夜、 つまり1月6日のことを指してます。 1601年の1月6日、エリザベス女王がトスカーナのオーシーノー公爵(!)を招いて盛大な宴を 催したそうです。その時に上演されたのがこの「十二夜」だと言われています。  なーんだ、けっこう安直なタイトルのつけかたなのねー、って? そうなんです。「十二夜」の副題というか続きのタイトルとして “or what you will” っていうのがついているんですよ。 これは、まさに「『十二夜』・・・またはお好きにどうぞ」ってことで、 ええーい!なんとでも呼んどくれい、てやんでい!みたいなもんです。(←なぜに江戸っ子口調?) ちょっと待てよ、するってーとナニかい?シェイクスピアの作品でなんか聞いたことあるぞ・・・ ははーん、「お気に召すまま」ってゆーのもありましたっけねえ?
「十二夜」の映画もあります


Fine Line Features
十二夜 TWELFTH NIGHT 1996年 イギリス 監督:トレバー・ナン 出演者:ヘレナ・ボナム・カーター 、ベン・キングズレー 、イモジェン スタッブス

1996年のイギリス映画、Telfth Night (Trevor Nunn監督)はたいへん よくできていると思うのでオススメ。なにしろ話の展開が分かりやすい! シェイクスピアの作品は人物関係や各場面のつながりが分からなくなって しまうこともあるけれど、これはスピード感もあって見ごたえバッチリ。 最初の嵐の遭難シーンなんて「タイタニック」ばりの迫力だし、よく見てる と伏線もいろいろはりめぐらされてる。出演者もみんな個性豊かで魅力的。 とても笑えてハッピーエンドなのに、ものすごく寂しげな終わり方もこの 「十二夜」という作品の持ち味がよく出てるのかも。  この映画は日本でも98年に東京、大阪、京都でこっそり上映されていて、 実はビデオも存在するんだけど、日本では手に入りにくいのが残念なんだけど。 レンタルに出てるので大き目のお店で探してみるとか、 インターネットでは手に入るようなので、見てみたい方は試してみてはいかが?
 この映画について詳しく知りたい方はTWELFTH NIGHT←ここをクリックしてください。 全部英語のサイトへ飛びますが、写真などもたくさんあってとてもきれいです。


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かつお
メールはこちら> katsuo3@yahoo.co.jp
gogo