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知ってるつもり!? シェイクスピア


これさえ知っていればあなたもシェイクスピアについて知ったかぶりができる???
雑学的アレコレを紹介します。

・「シェークスピア」か「シェイクスピア」か?<知ったかぶり度指数☆☆>

 ズバリどっちでも構いません。(いきなり拍子抜け?)「Shakespeare」と綴ります。英語で“shake”は“振る”、“spear”は武器の“やり”という意味がありますが、そこから来てるのかどうかは知りません。(じゃあ言うな。)日本語では「シェイクスピア」というほうがより英語らしく聞こえますね。少しだけでもシェイクスピアをお勉強したことがある人は「シェイクスピア」という人が多いです。そのほうが「私は知っているのよ!」と表現できることうけあい。(だから当サイトでもほら、「シェイクスピア」と言ってるでしょ。)アルファベットで綴る時に「Shakespeare」の最後の「e」を忘れないように注意。ちなみに日本では漢字で「沙翁」と表記されてるのも目にしますね。


・『真夏の夜の夢』か『夏の夜の夢』か?<知ったかぶり度指数☆☆>

 ♪ほ〜ねま〜で溶っけるよな〜・・・という歌が『真夏の夜の夢』というタイトルで松任谷由実さんの曲にありましたが、それとは違って、シェイクスピアのは『夏の夜の夢』というほうがニュアンス的に良さそうです。英語で書くと「A Midsummer Night's Dream」。この「Midsummer-night」は夏至(MIdsummer-day)の前夜を指し、ヨーロッパの古い民間信仰でこの夜は妖精達が現れ、薬草の効き目がよくなるといわれていたとか。そして、若い男女が森に出かけて、幸福な結婚を祝ったりする特別な一夜だったそうです。「真夏の夜」というとどうしても日本の寝苦しい夜を思い浮かべてしまいますが、そういう夏ではなく、日本の初夏ぐらいのイメージで。特にイギリスの夏はそんなに暑くないといいますしね。そういったニュアンスを活かすためなのか最近は『夏の夜の夢』のほうが多いような気がします。これを読んでくださってるアナタもぜひそれを採用しましょう。そのほうが、「知ってる人」っぽいしね!


・『結婚行進曲』がシェイクスピアに関係あるって知ってた?<知ったかぶり度指数☆☆☆>

 結婚式では毎度お馴染み、♪パパパパーン〜で始まる『結婚行進曲』。実はアレ、メンデルスゾーンがこの戯曲のために書いた曲。知らない間に生活に密着シェイクスピア。メンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』だけでなく、『夏の夜の夢』の音楽はプッチーニやロッシーニのオペラ・アリアなど様々な演出で楽しめます。


・ビートルズの歌の中に『リア王』のセリフがある<知ったかぶり度指数☆☆☆>(thanks to くるみさん)

 言わずもがなイギリスのバンド、ビートルズ(THE BEATLES)ですが、アルバムMAGICAL MYSTRY TOURの中のI AM The Walrusという曲の最後のほうでフェイド・アウトしていくところでかすかに『リア王』のセリフが聞こえてきます。かつおさん、耳をおっぴろげて、必死にヒアリングしたところ"body"だの"death"だのの単語が印象に残りました。で、探してみました。最初は、へそを曲げた(?)リア王のセリフかなぁとアタリをつけていたのですが、意外や意外、4幕6場のオズワルドのセリフでした。その一部分だけ抜粋してみます。

If ever thou wilt thrive, bury my body, (訳)「私の死骸を葬ってくれ」

O! untimely death. Death! (訳)「おお、こんなに早く死のうとは」

 ビートルズ・ファン側からは、この部分は、この時既に「ポール・マッカートニーは死んでいた」説につながり、そっちの分析で盛り上がってるみたいです。…いや、でも今、現役バリバリなのはポールだけだから…


・ハムレットは大根役者<知ったかぶり度指数☆☆☆>

 英語で"ham-actor"というと日本語でいう「大根役者」の意味。「ハム」だけで言うと、アマチュア、てなニュアンスにもなります。だからハム無線とかっていうのは、アマチュア無線のことなんですね。実はこの「ハム」は実は『ハムレット』からきています。それだけ役者はみんなハムレットをやりたがり、しかもちょっとやそっとじゃやりこなせない難しい役だということなのでしょうかねぇ?ちなみに『ハムレット』の劇中でハムレット自身が劇中劇を演じる場面もありますが、その評価のほどはいかに?


・「オセロ」は『オセロ』<知ったかぶり度指数☆☆☆>

 当サイトでも設置しておりますオセロ。そちらでも紹介しておりますが、ご存知「オセロ」というゲームの名前、シェイクスピアの作品『Othello』から来てるのって知ってました?白黒の駒がスリル満点のゲーム展開をみせるこのゲームに、黒人オセローと白人デズデモーナの波乱万丈の物語をイメージして名づけられたそうな。考案されたのは1971年と意外と浅く、考案者は本業サラリーマンのゲーム発明家・長谷川五郎氏。名付け親は考案者の父、元茨城大学の名誉教授でシェイクスピア文学の研究家だった故長谷川四郎氏。ちなみに「オセロ」はツクダオリジナルの商標です。あのゲームの本名は「リバーシ」ですけど、「オセロ」のほうが強烈な印象ですね。そんでもって『「オセロ」で絶対勝つ方法!』というのを聞いたんですど、ワタシはまだ実行したことがありません。え?どんな方法かって?それは言いませんよ。


・世界初!のラブレター?<知ったかぶり度指数・・・・?>

 タイトルがだんだんスポーツ新聞的になってきました。“love letter”(ラブレター)って言葉を初めて使ったのはシェイクスピアだっていう話、聞いたことありませんか?これはあんまりワタシも自信がないんですけども、でも確かに『ヴェローナのニ紳士』の三幕一場のセリフの中に“love letters”と複数形で出てきます。『ウィンザーの陽気な女房達』のニ幕一場では“love-letters”と間にハイフンが入った形で出てきています。うーむ、でもこれが絶対に「世界初」なのかどうか・・・確証はないんです。一応、『シェイクスピアとグローブ座』(アリキ・ブランデンバーグ著 小田島雄志訳)という絵本のP46〜47に、シェイクスピアが作った言葉としてたくさん挙がっている中にこの“love letter”も入っています。 という

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