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>゚)))彡 カツオノオカシラ 6月 >゚)))彡


◆29日 はじめてのひっぷほっぷ◆

 本日、はじめて「HIP HOP45分」クラスに潜入。何か違うことがやってみたくなってさ。
 「今日初めての方は・・・?」とか聞かれるまでもなく大音量で音楽が流される。あわわわわ、ちょっと待ってよ、ワタシは生まれて初めてHIP HOPなんちゅーもんに挑戦するんだから・・・。ダウンとアップの歩き方から練習させられたけど、あはははは!笑っちゃうくらい、HIP HOPできない!リズムに乗れてないから、動きが“ひげダンス”にすらなってない。みなさんここでひるんではいけません。ジムの恥は掻き捨てです。
 とにかく今日学習したことは、野猿(YAEN)はスゴイということ。武富士の黒いお姉さん達はもっとすごい。薄々気付いてはいたけど、どうやら、ワタシはサー・アンドリュー・エイギュチーク(@『十二夜』)とは違って“ダンスの星”の下には生まれていなかったようだ。それでも続けてみればそれらしくなっていったりするのだろうか?来週、またこのクラスに強行突入するかどうかはどうぞお楽しみに。


◆27日 『デビッド・コッパーフィールド』◆

 紳士・淑女の皆様お待たせしました。“あの”ハリー・ポッターで超有名になった子役俳優ダニエル・ラドクリフ君のデビュー作品、チャールズ・ディケンズの『デビッド・コッパーフィールド』です。なんか「ちゃーるず・でぃけんず」なんて聞くと、大学時代を思い出して胸がキュゥゥンとしちゃうなぁ。(遠い目)
 ダニエル君はもちろんタイトルにもなっているデビッド・コッパーフィールドの子供時代として出演しているわけで、大伯母様役にマクゴナル先生役の女優さんも出ているからなんか内々でやってるみたいで見ていてこそばゆい感じがします。

 それにしても、ダニエル君、白い!かわいすぎ!っちゅーか、あの子は万年いじめられ役なのか?藤子不二夫でいう“のびたキャラ”なのか?
 のっけから、ダニエル君・・・ぢゃなくて、デビッドにはこれでもかこれでもかと『おしん』もビックリなほど不幸に不幸が重なり、泣きっ面に蜂、運命に翻弄されるがままに翻弄され、「んもう、こんなにデビッド君はかわいいのに、世間って冷たい、渡る世間は鬼ばかり!」と思えてきます。そして運命がちょっと上向いてきたとこらへんで第1巻終わり。あ、そうそう、このビデオ、2巻組なの。もう2巻目からはデビッド君も大人になってるし、ダニエル君が見たかっただけだからどうでもいいかなとは思ったけど(あさはか)、一応見ることにした。
 第2巻のほうは、こんどは『金色夜叉』のカンイチ・オミヤもビックリのデビッドの鈍さで、恋物語を中心にデビッドの関係者のゴタゴタ話。こんなの“幸楽”でもやってないよ。でもまぁ、“まるで映画のように”話はうまくまとまっていくわけで。
 ま、とりあえず、ハリポタファンはこのかわいい時代のダニエル君のご尊顔を拝しておくことをオススメします。


◆22日 『O (オー)』◆

 『オセロ』が学園モノになっています。しかも花形バスケットボール部が舞台。学園モノがお好きな方にもオススメ。
舞台は白人のボンボンが通うようなエリート学校で、主人公はそのバスケ部のコーチの息子。チームのエースは学校で唯一の黒人オーディン(一応頭文字は“オー”)。コーチでもある父親もそのオーディンの活躍ぶりがお気に入りで、「自分の息子だとも思っている」とまで公の場で宣言してしまった。息子はだんだんとそのエースのオーディンに嫉妬心を燃やす。オーディンの彼女がこれまた校長の娘で美しい白人のデジー(一応頭文字は“デ”)。息子はなんとか罠にはめてオーディンをひきずりおろしてやろうと画策するわけです。もちろん“スカーフ事件”も出てきます。

 まぁ誰でも一度くらいは嫉妬くらいはするわなぁ。ワタシなんて年中“隣の芝生は青い”状態で落ち付きませんがー。なんかこの息子の気持ちが分からないではないところがなかなか哀しいラストになってます。“持っている者”と“持たざる者”と。
 なんかで読んだけど、jealousy と envy って単語があるけどどっちかが良くてどっちかが悪いってことだった。ちゃんと覚えとけよな、こんなありがたい話。たぶん、jealousyがダメなほう。相手を自分と同じランクにまでひきずりおろそうとする心。もういっこのほうが、相手を目標と定めながら自分を磨き上げていく心。んー、紙一重でどっちにでも転びそうだからどっちがどっちの意味か忘れたよ、やっぱり。とにかく、嫉妬しても相手を自分にまで下げさせるんじゃなくて、相手を見返すくらいにレベルアップしろってことですわ。なむー。


◆20日 『メメント』◆

 レンタル屋さんの会員カードの更新特典に「1本レンタル無料」ってぇから、ドワーッと数本借りてきたうちの一本。

 難解。超難解。
主人公の男性が妻の殺害事件の後遺症で新しい記憶が“10分間しかできない”というところから始まる。自分で記憶できないから、ポラロイドで写真を撮ってメモしたり、自分の体に刺青を刻んでいく。そうやって妻殺しの犯人を探ろうとするストーリーなんだけども、映画の進行も主人公に合わせて10分ずつくらい戻ったり、断片的なシーンのつぎはぎだったりして、もう誰が味方で誰が敵かもわからない。見ていてものすごく不安感に陥れられた。
 DVDで借りたので、映像特典として時系列で並んだ「もうひとつのメメント」というのも見た。なんとなくわかったようなわからないような。「メメント」なんて聞きなれない言葉を辞書で調べてみたら、me-men-to【mime'ntou】名詞 : 記念物、形見;思い出の種、《古》で警告(するもの)だってさ。「メメント」じゃなくて「ミメントウ」が正しい発音。
 この映画見て、私が説明してあげる!っていう奇特な方はぜひワタクシめに御講釈願います。

 全然どうでもいいけど、レンタル屋さんで、レンタル落ちになっている『ガタカ』があったので購入してしまった。この哀しくて考えさせられる映画が結構好きなのよね。


◆18日 「鬼武者2」再熱◆

 行き詰まったままやめていた「鬼武者2」を再び始めたら、またハマってしまった。一作目の「鬼武者」もたいがいハマった。一作目は金城武がモデルになってて、この二作目は松田優作が主人公。妖怪になってしまった信長を倒しに行くゲーム。
 宣伝どおりに、この敵をバッサバッサと斬って行く感覚が良いです。あまりにもやりすぎたのか、目をつぶっても敵を倒した時に出る赤や黄色の魂の光が眼の奥で舞うくらい。
 最近のゲームはとかく難しくて、昔のように床下からドンと敵を突き上げてたら良いだけ(「マリオブラザーズ」)じゃないので、攻略本を見ないと進めないようなゲームばっかり。でもこの「鬼武者」シリーズはまだマシなほうだと思う。あまりにも何回も死んでいると、「易しいモード」というのが出てくる新設設計。このモードだとワタシのように猪突猛進型の「叩いて叩いてホイミ(攻撃・攻撃・回復の意。防御はいっさいしない)」でもなんとか進めます。
 それでも時代というのはありがたいもので、このインターネット様を使うとチョチョイのチョイ、なんと攻略の仕方のページを作っている人までいるから驚き。そのおかげで、解けないパズル問題も解き、必要なアイテムを取り忘れていないか確認することもできます。すごい時代が来たもんだね。
 でも、勢いよくやりすぎたのか、「鬼武者2」の本編ももうすぐ終わりにさしかかってきてちょっと寂しい。本編クリア後のお楽しみに松田優作が黒スーツ姿で信長を倒しに行くモードも楽しめるらしいけどそこまではちょっと・・・。また次のハマる何かが欲しい今日この頃です。


◆16日 『怒れるプリン』◆

 昔、『B・PASS(バックステージパス)』なんて雑誌を読んでいた方ならおなじみの安住磨奈さんの本。育児書のコーナーになんかあるからどんなんだ???と思って読んでみたら、なんのことない安住磨奈さんの思春期〜青春期の頃を振り返るエッセイ。これを読むと「なんだ、『BOY MEETS GIRL』や『胸騒ぎの理由』なんかで出てきたストーリーの断片は安住さん本人の体験によるものなのか」と気付かされる。あら安住さんもお小さい頃に『家畜人ヤプー』を読んでらっしゃるの?変なところで共通項発見。うれしくなるワシ。安住さんもいつのまにかお子さんをお持ちになっていたのね。
 この本のねらいとしては、自分の子供が思春期〜青春期になって「子供の気持ちが分からない」ってなった時に、これを読んで、自分が子供だった時のことを思い出してみようじゃないか、ってこと。誰もが戸惑いながら通ってきた道を思い出してみたら分かるよというもの。

 実は、その“ねらい”、今だから言うけど、ワタシも自主的にやっていたからスゴイと思わない? ワタシが“思春期”と呼ばれる時代に入ったのを自覚して、こんなに特別な感情の時代を日記に書き留めておこう、自分がもしこれくらいの子供を持った時に分からなくなったときはこの日記を読もう、と自ら書き始めたのよ。えげつない子供ですなぁ。今から思うと。その日記はこの“カツオノオカシラ”同様、何かあったとき、感情が大きく動いた時だけに書けばいい式にしていたので、けっこう長く続いて大学生の途中くらい・・・いや、この“カツオノオカシラ”を始めるくらいまではポチポチと続いていたかな。みなさん拍手!
 おそらく、中学生の頃の日記なんて顔から火が出るほど恥かしくて読めたもんじゃないと思うし、とりあえずワタシが死ぬ前にはそれらのノートを処分してからじゃないと死ぬに死ねないなと思ってるんですけど、今よりずっと文章がザラッとしていてかっこよかったりもするんだよね。「うわ、昔のワタシってばスゴイ」って誰も誉めてくれないから自分で誉めてるんですけど。
 とりあえず、いつの未来の話か分からないけど、中学生くらいの子供を持った時、ワタシがつまらない大人の立場でしか物が言えないようになっていたらこの『怒れるプリン』の本とワタシの日記を読み返して自分に喝を入れようと思います。


◆11日 ♪「愛とはあなたのため」だとか言ったら〜◆

 疑われるけどー がんばっちゃうもんね〜 (『LOVE LOVE SHOW』/The Yellow Monkey)
今年のドラムの発表会LIVEはイエローモンキーの『LOVE LOVE SHOW』をやることにした。エントリー曲に揚がっていたので「お?イエモンっ!ドラム空いてるぢゃないか!」とエントリー。しかしライブ版の場合だとテンポ169ほどある曲。単に8ビートのロックだと言っても怒涛の16分音符ダダダダダダダダ・・・ときざむところがあって、それがワタシにできるかどうか。やると言った以上やらなければいけないのだけれど、ちょっと身の程知らずだったか一抹の不安が拭いきれない。だってイエモンの音楽ゲームの『パーフェクトパフォーマー』でさえ、「○○○○△△△△□□□□・・・・」と連打するのもツライもんね。高橋名人や“ゲームセンターあらし”でもビックリだよ。好きこそものの・・・とは言うけれど、こればっかりはなぁ・・・アカンアカン、日々是修行。

 今日のボクササイズはスピードボールを打った。スピードボールというのはあのTVとかでよく見る、上から吊り下げてあるボールをダラララダラララ・・・と打ってるアレ。見るのとやるのは大違い。跳ね返って跳ね返ってまた跳ね返ってきたヤツを打つので三拍子のように打つんだけれど、「123123」と口ずさむもタイミング合わず。アカン、どんくさいのがバレるやん。でもだんだんと「ボクシングやってるぞ」って感じになってきて面白い。ワタシの無駄なお肉もだいぶ取れてきたようだ。いっとき、それまでのGパンが履けなくなるという非常事態宣言が出されたが、そのGパンが履けるところまで戻ってきた。
 それにしても“オッサン”先生よ、「君らはボクのLIVEがあるって言うてもこーへんやろなぁ。ボクのバンドは上手いんやでー。」発言はもう2300回は聞いたよ。あんまり連発するからついぞワタシがドラムをやっていることを明かすタイミングを逃したぢゃないか。ここいらでワタシがドラムをやってる、なんて言った日にゃーアンタ、あと5400回は「ボクのバンドは元プロの人とやっているから上手い」という話を聞かされることになるのは必至。

 全然関係ないけど、昨日、「あいのり」という番組を初めて10分以上見た。人間、異常な状況下では誰とでもよくなるんだなとつくづく思った。判断力の低下。それにしても、ああいういかにもヤラセ的なのはじっと見ていられない。一般婦女子がアレを見て次の日に仲間内と話し合い一喜一憂しているのがどうしても理解できない。誰がくっつこうが離れようが、次の日の生活になんら関係ないじゃないか。今日も明日もお元気で LOVE LOVE しよう


◆7日 生産性のない日々◆

 そんでもって、毎日ワタシが何をしているかというと・・・なんにもしていません。ちょうど大学生の夏休みみたいなもんです。あ、バイトしたりしてる分、大学生のほうがまだ生産性があるか。まぁ、家事手伝いとはよく言ったもんで、時々料理を手伝ったりしてる程度。(←時々かい!) あとはプレステ。「I.Q.FINAL」をやり込む。なかなかI.Q.300台には届かず、ボーナス特典としてもらえる新しいキャラが増えていかない。それでもだいぶ上達したもんだ。 ・・・はぁ、なんだか自分で書いていて我ながら情けなくなってきたよ。
 まぁ、こんだけ世間の皆様には顔向けできないくらい生産性のない日々を過ごしているんだから、当たり前といっちゃー当たり前田のクラッカーなんだけど(←歳いくつだ?)、たぶんクレジットカードは作らせてもらえないね。この前、銀行窓口で勧誘受けて「はぁ・・・」と聞いていたんだけどさ。「ダメだ」と決められると人間ムキになるもんで、「あの勧められたカードだったらもっとお得に生活できるのかもしれない」なんて思いついちゃったから、さぁ大変。いろいろなカードのメリットを調べて秤にかけてみる。あっちを立てればこっちが立たずでそれぞれ一長一短。うーん。ダメモトででもあの勧められたカードに申し込んでやろうかとさえ思うほど。あ、こう見えても、ワタクシけっこうクレジットカードには詳しいんでございますのよ。でも結局はおとなしくしばらくは今のままがいいってことかなぁ。でも気になるなぁ。申し込んだらどうなるんだろう? 「誠に残念ではございますが、今回はお客様のご期待に沿えないカタチとなりました・・・云々」と言われてしまうのだろうか。あー、こんなこと、働いているうちにやっておけばよかった!!!


◆1日 リセット◆

 社会のルールよ スイマセン いつかロックンロールで返します
                (『Honalootie Boogie』/The Yellow Monkey)
 発表いたします。ワタクシ、5月31日をもってお仕事を一旦辞めました。入社早々からブーブー文句言いつづけてトータル4年半強、「続いててすごいね」と言われてたけど、それはただ単に辞める“勇気”と“きっかけ”がなかっただけのこと。それでも体のほうがどうにもこうにも調子悪くなってきてたので、とうとう辞めるに至りました。やっとです。
 それでも辞めると切り出すのはとても複雑な気分で、
「昔は社会に出るのが怖かったけど、今は社会から出るのが怖いんだ。」(by チョロ@『愛という名のもとに』)
という気持ちでいっぱいでした。そして上司との何度も何度もゴニャゴニャ交渉の上、5月末をもって退職ということに。(←有給消化させてもらえない等納得いかない点が多々あった。)
 とりあえず、次何するかとかは決まっていません。一旦リセット。しばらくは休養。こんな甘っちょろいことで世間の皆様スイマセン。またそのうち、動き出したら資格をガンガン取るなどして武装していきたいとは企んでいます。
 自分を悔やんだりせず 力に変われ (『Bye Bye』/Princess Princess)

 5月31日、最終日は不思議なくらい実感の湧かないまま出勤。とりあえず、さんざん遊んだメールとPCの奥底に残っている履歴とクッキー情報を消去してワタシの痕跡を消す。「かつおちんも大人にならなければ」と挑んだ先は天敵お局のいる部屋へ。お局もワタシが挨拶に来たことが嬉しかったのか、コーヒーを出してくれ、40分くらい話でひきとめられ、あげくメールアドレスまで聞いてきた。どうしよう、この先、このお局からメールが来るようなことがあったら。でも一応、天敵にも挨拶できたということでかつおちんもひとつ大人になったね。
 最後はパートの子達やその他有志でそれぞれに花束をいただくことになり、持ちきれないほどのワタシの腕は菊人形状態に。こんなにたくさんのバラの花をもらうのは後にも先にもこれっきりかもしれない。お昼ご飯を一緒に食べていたパートの子達は手紙まで書いていてくれて、泣かせるじゃないか、さすがにせっかく慣れ親しんだ人達と別れるのがちょっと寂しくなった。あー、昨日思い付いて急遽用意した皆様へのお菓子折とパートの子達へのタオルハンカチを持っていっておいて良かった。今まで「おつむが弱い?」だの「恋話(コイバナ)ばっかり」だの陰でいろいろ言ってゴメンよ。
 家に帰ると毎日さんざん職場メールで遊んで愚痴を言い合っていた友人Fちゃんからも花束が届いていた。本当にどうもありがとう。ワタシの家は今突然お花だらけになって、とてもゴージャスな雰囲気になっています。
花花花花

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シェイクスピアの小窓