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>゚)))彡 カツオノオカシラ 11月 >゚)))彡


*25日 かつお芸術の秋*

 この三連休、ワタシはとってもアーティスティックです。
 お友達がフラワーアレンジメントをやっていて、その花展があるからと覗きに行ってきました。こう見えても(どう見えても?)、ワタクシお華の心得は少しばかり持ってゴザイマスのよ。でも、そのワタシのサワリだけの心得では計り知れないくらい、オシャレで斬新でとってもアートな空間を創り上げていました。かっこいいなぁ。

 また次の日は、別のお友達の所属する管弦楽団の演奏会があるということで、これまた知ったかぶりな顔して聴きに行きました。地元ではオペラとかに使うくらいかなりでっかいホールでよ。どうしてオーケストラの演奏会って、曲と曲の合間に「待ってました!」とばかりに皆咳き込むんでしょうねぇ。そんなに我慢してたのか?ってくらいゴホゴホと。風邪菌を振り撒くんじゃねぇ!とだんだんそればっかり気になって笑えてきたり。

 そんなこんなで、みんな生活に“潤い”があっていいなぁと思った三連休でした。じゃあ代わりに今度はワタシのバンドのライブに来てね、と言いたいところだけど、今はそんなバンドやるなんてパワーないんだよぅぅぅぅぅぅ。あーあ。
 あっ、そうこう言ってるうちにもう11月も終わりぢゃないか!年末だよ。ジムにも全然行けてないしこんなことでいいのか、かつお!?


*18日 S.P.公演『冬物語』に行ってきた*

 田辺の新島記念講堂が視界に入ったとたん、「うぉー、神様、ワタシを学生に戻してくれー!・・・勉強はもうできないけど。」と懐かしさがこみ上げてきた。あー、シェイクスピアプロダクション現役生は今最高に楽しいんだろうなぁー、今日の打ち上げは後にも先にも“人生で一番”楽しい飲み会になるんだろうなぁとうらやましくなる。

 さて、『冬物語』。ちょっとだけでも予習しておいてよかった。ご存知“ご都合主義大魔王”のシェイクスピアぶりが発揮されて、偶然に偶然が重なり強引にハッピーエンドに持って行かれるストーリー。最後にじわわーんと感動がくるとても面白いお話なのに、なかなか日本で上演されないのはなんでなんだろう?ってくらい。今年のS.P.生達はわりとオーソドックスな形態の衣装で、とっても英語の発音がキレイでビックリして、最後のセットのステンドグラスには非常に驚かされた。テンポもよかったし、ぶっちゃけた話、上手い。我々の『十二夜』危うしかっ!?

 最後のADさんの舞台挨拶で、「…今後の人生もこの思いを胸に常に励んで参りたいと思います」ってところでハッとさせられたよ。実はその舞台挨拶、原型はワタシが『十二夜』の時に言ったヤツなのよ。引継ぎ書みたいなADノートに挨拶全文を載せてしまったばっかりに、ワタシの後の代はみんなそれに倣え!みたいになってるの。(←えらげ)そのセリフをワタシは4年前?5年前?に、舞台の上、満員のお客さんの注目する前で実際にワタシの口で言ってたのよねー。「そうだ、ワタシはここから出発したんだ…」と目が覚めた思い。毎日に追われてこんなにクサクサとくすぶっている場合ではないぞ、と日常のどこかに忘れてきたモノを再発見した感じがしたよ。

 そんなこんなで、ワタシ達の同窓会でも、年々苗字が変わって行く人が増えるし、みんな前向きにそれぞれの人生を歩んでいて、ワタシだけ毎年近況報告が「えー、今年も変わりないです」ばっかりということを除けば、とても刺激的な一日だった。その刺激のおかげで、またもや眠れない夜を送ってしまったよ。

(c)katsuo3
シェイクスピアの小窓