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>゚)))彡 カツオノオカシラ 10月 >゚)))彡


*31日 市村『ハムレット』観てきた。*

 舞台を取り巻くように配置された観客席。ワタシは左側の前から3列目、その前後はおそらく市村正親さんの親衛隊とおぼしき方々。特別な舞台セットはなく黒い空間で、観客席を巻き込む勢いの舞台との一体感がとにかくすごかった。役者がいろんなところから入退場する。会場の頭上全体に吊り下げられた電球もとても印象的だった。
 ハムレットの母、ガートルード役の夏木マリがめっちゃキレイ。細い。なんかガートルードのイメージにピッタリって感じがした。レアティーズ役の橋本さとし、ね、ね、かっこいいでしょ!最後のフェンシング決闘シーンなんてドキドキもんですよ。(ワタシ達の『十二夜』の時もやったなぁ…と思いを馳せてみたり…スケールが全然違うけど)全体的にスピード感もあって、3時間あまりあっても腰の痛さはさほど気にならない。市村さんも笑わせるところは笑わせるし。ひとつダメ出しするならば、“北斗の拳”みたいな登場の(←どんな?)フォーティンブラス君の最後のセリフが聞き取りにくかったことかな。そういう演出だと言われればそれまでなんだけど。
 その晩、ワタシが朝方まで神経が高ぶって眠れなかったのは、この『ハムレット』のせいでしょうか、それとも晩御飯に食べに寄ったネパール料理のチリチキンが尋常じゃないくらい辛かったからでしょうか?


*25日 最近のお気に入り*

 最近のお気に入りはヨーグルト。それも、上部にコーンフレークがついていてをそれをヨーグルトに入れて食べるやつ。普通のコーンフレークとチョコがかかったフレークと2種類あって、ワタシはそのチョコがかかったほうがお気に入り。なんとも新鮮な食感がたまらない。どちらも歯にはさまるというかくっつく率は高し。


*22日 『まちがいの狂言』観てきた*

 「ややこしや〜ややこしや〜」の野村萬斎さんの『まちがいの狂言』観てきました。ロンドン・グローブ座公演でも好評だったらしいですね。野村萬斎さん、声、かっこよかったです。
 開演前から、カオナシみたいな(『千と千尋の神隠し』参照)、もしくはダースベーダーの師匠みたいな(『スターウォーズ』参照)人達が観客席に「ややこしや〜」といいながらウロウロとしていて場を盛り上げていたのが面白かった。(←内心怖がっていた)
 翻案元になっている『間違いの喜劇』は作品中一番短い劇というだけあって、内容も単純明快でテンポもよい。「ややこしい」のは二組の双子が舞台上で出たり入ったりするからで、それも白草国の人は白い幕から、黒草国の人は黒い幕から出入りするので、それさえ覚えておけば分かりやすかったよ。アフタートークで「どちらかが面をつけている時は、白草と黒草の人が混じって“まちがい”が起きている時だ」って話でものすごい納得感心。そんな細かいところまで演出されてるなんて、演出って本当におもしろいですね。それではサヨナラサヨナラ。


*17日 ごめんねー*

 最近、丸っきしダメなんですわ。THE YELLOW MONKEYの曲の“DEAR FEERING”でいうところの“心の羽根”が丸っきり作動しなくて、本も全然読んでないし、テレビも興味ないし、インターネットで遊んだりメールしたりするのもちょっと億劫に感じるほど病んでるんですわ。いろんな人に「顔が死んでる」だの「世界の終わりのような顔してどうしたの?」とか言われてる始末。ある意味、世界の終わりのような気もするけど、最近の情勢…と時事ネタを入れてみたりするのでもいっぱいいっぱいです。
 でも、ワタシは本当に良い人達に囲まれているなぁと最近ヒシヒシと感じています。一人一人に直接感謝を言うのも「いきなり何さ?」ってなるのでここで言っちゃいます。本当に本当にありがとう。あなた、あなたのことですよー。


*9日『陰陽師』観た。*

 空々しい特撮を気にしなければ、日本映画もここまで来たか!という感じ。吾朗ちゃんのドラマ版よりはずっと良いです。(←吾朗ちゃんが演技してるとゴロクミちゃんとかゴロゴとか連想してしまうんだもん)やっぱり晴明神社に行ってみたくなった。(←単純)野村萬斎さんって品格がにじみ出てるね。ぶっちゃけた話、和泉元彌氏にはない“深み”があるような気がする。真田広之の演技も良かった。今井絵理子は必要なのだろうか?

(c)katsuo3
シェイクスピアの小窓