初体験の歌舞伎を観に行ってきました。 英語劇の舞台を観に行くくらいに、いや、それよりもっと(?)「分かるだろうか?」とドキドキして行きました。それでも“痩せ我慢”してイヤホンガイドは借りず。英語劇でも今まで一度もアレ借りたことないんだけど、どんな風なんだろう?ちゃんと舞台にも集中して見れるのかしら? 近くのホールに市川團十郎、新之助が来るということで「それなら一度・・・」と行ったんだけど、金曜の18時開演というハンパな時間設定のせいもあってか、客層はちょっと年齢高め?パンフレットの後ろの広告ページには“舟木一夫公演”や“都はるみツアー”の紹介だし。
さてさて、本日の演目は「毛抜」というやつで、始まってそうそう、 「シェイクスピア劇みたいだ」 と感じました。「十二夜」のオーシーノーが“If music be the food of love,…”って始めたみたい、。 セリフは日本語のはずなのにきっちり聞き取れないという不思議な感覚だったんだけど、五七五調で分からないながらも耳障りがよい。もちろん普通の会話のところは普通にくだけてるんだけどさ。 そういったところが、まったくシェイクスピア劇と同じやん。詩的に韻を踏んで、弱強格とかあって・・・っていうのは、日本語でいう五七五調みたいなもんでしょ。歌舞伎もシェイクスピアも同じくらい昔のものだし、女役も全員男の人が演じるわけだし・・・すごいな、日本とイギリスとで同じような芸術(演劇)が発生してるなんて。ワタシが観た「毛抜」にもちゃんと、王様(殿様)とか、かっこいい王子様(若君)とか、笑わせ役の人(平民)も出てくるし、成り立ちも似てるのかも。眉目秀麗な若君がオカマ掘られそうになってたりもして笑った。
で、なんで「髪の毛が逆立つ、毛抜が踊る」のかというと、これまたすごいオチというか、タネでね。あえて内緒にしとこうーーーっっと。「名探偵コナン」見てたらわかるかも。(←それ多いな。)いや、その時代に?と考えるとものすごい仕掛けなのよ。うしし、内緒、内緒。
そんでもって、歌舞伎、友人Kと観に行ったのに、偶然も偶然、友人Fがちょうど前の席にいたのでめちゃくちゃ驚いた。ひとことも言ってなかったのに!浮気現場を取り押さえられたような気分だったよ。(ウソ)
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