徒然なるままに・・・うだうだとしゃべってみようかなぁ。
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*2000年8月27日(日) 欲しいものはたくさんあるの*


 とつぜん思い付いておかしなモノが欲しくなったりする。
それを探してみると、店頭で品切れしていたり、廃盤だったり、なかなか手に入らないようなレアなモノだと分かるとする。
普通の人ならここで「そうか、手に入らないんだな」と渋々ながらもそこは割り切って諦めるだろうところを、ワタシは「なんとしてでも!」と余計に燃え上がってしまうのだ。こうなるともう自分でも手が付けられなくなるので、いつもホトホト手を焼いてしまうわけで。

 今回のお目当ては、「ダイモ」!
「ダイモ(DYMO)」っていうのは、ちょっと固めのビニールテープに凸凹の文字をタイプするやつ。今となっては「テプラ」や「ネームランド」といった便利な機械に押されて姿を見かけなくなったけども、一昔前にはよくみかけたよね、あの赤や青のテープに名前などが書かれてるやつ。当時からひそかにそれがうらやましかったんだー。
で、今になって、無性にソレがやりたくなった!!!
いくら「テプラ」とかに押されてるといってもあることはあるだろうと、それでもちょっと大きめの文房具売り場に行ってみたら、ないっ!ないないないないないっ!
ワタシの闘志の炎がメラメラメラ〜と燃え上がる・・・。
でも、最初は商品名すらわからなかったので、探しようがない。何人か周りの人にこういうのがあったよねって聞いてみたら、ワタシの説明でみんな一様にモノはわかってくれる。でも今はないんじゃないかなーって渋いお答え。
そこでインターネット。インターネットで手に入らないものはぬわぁいのだぁ!と勢いよく検索サイトを開いたが、「だから商品名がわからないんだってばぁ」。仕方なく、「ラベルライター」だの「タイプライター」だの思い付く限り勝手に名前を付けてみて検索。それらしきものには一向にヒットせず。じゃあ、もうちょっと広い範囲で「文房具」という観点から調べる、調べる。シラミツブシに調べる。今回はかなり難航した。しかし、そうこうするうちにアレは「DYMO」っていうアメリカの会社が作っているものなんだということがわかってきた。でも、やっぱりもう日本ではどこの店頭にでも置いているものではなさそう。どうやら「DYMO」のHPでは通販もやってるみたいだから英語のページを解読してアメリカから直輸入しちゃおうかとも考えたくらい。
でも、都会の東急ハンズならあるかもしれない、と一縷の希望を持ち、週末に足をのばして来ましたよ。
あったあったあったよぅー!(「キテレツ大百科」の終わりの歌『はじめてのチュウ』のように読んでね。)
でも、ワタシが購入したのは調べたアメリカ製のダイモじゃなくて、“uni”から出ている日本製の「テープライター」って箱に書かれたやつ。まあ、働きはいっしょだからね。ダイモもあったんだけど、それは点字も打てる高級なやつだった。そうね、点字にはいいわよね。凸凹してるもの。文字を合わせるだけで点字に変換してくれるみたいでとてもよい利用法だと思う。
そんなこんなで、晴れて凸凹のシールを作ってみる。楽しい。「テプラ」も職場でやってみて楽しかったけど、ダイモのほうが「味」があってたまらんよ。さっそくワタシのLOMOカメラちゃんに「KATSUO」って名前を貼りつけた。かわいい。満足。
・・・バカだね。

ひさしぶりに東急ハンズなんて行ったもんだから、もうワタシの欲しそうなおもちゃや面白グッズがいっぱいで、クラクラと目が回りそうだった。そんで、本当に目が回ってしまったのか、非常に気分が悪くなってきてしまった。他にもいっぱい見たいものはあったが、頭がクラクラ痛く、もう吐きそうになってきたので、ダイモ本体とダイモテープだけなんとか買って、息も絶え絶え家路についた。


あ、参考までにDYMOのアメリカのHPはこちら→DYMO


*2000年8月25日(金) 獲らぬ狸の*
 懸賞のハガキを書いていた。
「ポータブルDVDプレーヤー」「デジタルカメラ」「上海4日間の旅」
・・・どれにしようか?
下に小さい字で注意書きがあることを発見し読んでみる。

「*旅行の出発日は11/27〜12/3となります。」

うーん、行けるかなぁ。
手帳を開いてみる。
あ、なんかこれくらいの日に友達が何か言ってたな。
予定が重ならないかな。友達には悪いけど約束は断れるかな。

・・・って当たるわけもないのに。

*2000年8月11日(金) 「ボーイズ・ドント・クライ」を観たの*
 この映画はとってもココロが痛くなります。
アメリカであった実話を元に作られてるんだって。
気持ちは「男」なんだけど体は「女」という、性同一性障害を持った人の話。
少年のように見える“彼”が、女の子と恋をするんだけども、
その女の子のボーイフレンドが怒ってしまって、“彼”をレイプして、その後殺害してしまう。

 何がワタシのココロを痛くさせたたかというと、
映画の最初のほうに出てきた靴下を丸めてパンツに挟んでカタチを作るシーン。
ちなみに『十二夜』の映画('96)にもこういうシーンが出てきますが、
これはヴァイオラが必要に迫られて男装するので、微笑ましい部分です。

どうして、「女」じゃなかったら「男」なんだろう?
その反対もしかり。

 まあ、その2つの性しかないから、と言われればそれまでなんだけども、
靴下を丸めて入れて、「男」のマネをした時点でもう“偽物”やん。
映画のそのシーンが来た時にも「あちゃー」って思って、もう悲しくなった。
あと映画の中では“彼”が勇気を示すために、男の子達と車の荷台をロデオに
見立てて乗り回すっていうシーンもあったけど、これも痛ましい。
服装倒錯者ならともかく、女が思う「男」と実際の「男」、
男が思う「女」と実際の「女」は違うものでしょ。
それは想像の産物だったり、理想だったり。
レズビアンが愛し合う時も「装着!」って付ける物があってするそうだって聞いて、
なぜかショックを受けたことがあるの。やっぱり凸と凹が必要なのかい?
「男」とか「女」とかそういうのを超越してしまうことはできないのかなあ、
って思ってしまうのよねー。
でも、性同一性障害の女性は自分の女の体が嫌で、自分で傷つけてしまったりするらしいから、
そういう次元の話でもないんだろうけどね。

え?18禁サイトじゃないですよ、ここ。

*2000年8月4日(金) まな板の上のカツオ*
 たしかにやめられないかも、この感触。
一度、舞台のライトを浴びて味を占めちゃった人は、なかなかやめられないらしいわよ。
だからホラ、一発屋の歌手とかもズルズルとやってたり、
しばらくしてまた出てきちゃったりするじゃない。・・・まあそれだけが理由じゃないだろうけどさ。

 8月2日(水)、4月頃にはじめたバンドでコピーバンド大会に出場してLIVEをやってきた。
「入り時間」は12時30分で、チョロっとリハーサルがあって、ワタシ達の出番は20時20分頃。
全部で5バンドの出場だったから、待ち時間が長くて、緊張したよ。

 この「リハーサル」もクセモノでね。
下手したら、本番よりも緊張する瞬間かもしれない。
なぜかわからないけど、なんかものすごい“試されてる”ような気がするの。
たとえばドラムだと、くっついてる太鼓の一個一個の音を順番に叩いてスピーカーに通す音を調節したり、
「モニター」の聞こえ具合を調節してもらったりします。
ちょっとプロみたいでかっこいいでしょ?
その「モニター」っていう演奏者の近くに置いてあるでっかいスピーカーで
他の楽器の音を返してもらうんだけど、意外にこれが聞こえないものなのです!
コンサートに行ったことある人はあの大音量でおなかにズシズシ響いてくるイメージがあると思いますが、
やってるほうは、あんまり聞こえてなかったりする。プロのはちゃんと返してもらってるのかな?
でもプロでも、曲の合間にヴォーカルさんがトークしたりするけど、あれも返してもらってなかったら、
ぜんぜん前で何を話してるのか聞こえてないって言ってたよ。
そんな感じなんで、けっこう場合によっては手探り状態で演奏してることもあったりして、
自分の演奏がどんなふうに聞こえているのかはけっこう不安。
一度、自分のを観客として聞いてみたいって思うほど。
そんなことできたら、幽体離脱してるってアンタ!

 ワタシのバンドの直前が今を時めくセックス・マシンガンズのコピーで、
どうやら、ドッカンドッカン盛りあがってるのよ。
これこそ、観客として観ていたかったんだけども、
寄せては返す波のようにやってくる緊張感とそれに伴う吐き気と闘いながら、
次に出るからステージの後ろで控えていたわけよ。
そんな盛りあがってる次に、エディット・ピアフ(シャンソン歌手)のSEで始まるような
“もったりまったり”したバンドだよ、やりにくいさ。
「いや、でもいまさら緊張したところで、急にうまくなるわけでもないしな」って開き直ったら、
ふと緊張感が緩まったりもした。
「こんな緊張感、普通に社会人してたらなかなか味わえないよな」とも思った。
そんでももうステージに上がってしまうと、「ええい、やるしかない」ってふっきれるというかなんというか。
まな板の上の鯉・・・・・ちがうな。

 見に来てくれたお友達の感想も「パワフルなドラムだったよ」とか、「前より上手くなってた」とか、
「バンド全体のバランスが取れててよかったよ」とか、「雰囲気出てて、みんな圧倒されてた感じ」とか、
お世辞だろうけど、とりあえず全部真にに受けますよ、ワタシは。

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