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数年前の今日、5月31日は当時私が一生懸命になったアーティストの解散LIVEの日でした。 29日、30日、31日と武道館の前でウダウダとだべってと開演を待っていました。 その時は青春の全てが終わってしまうと思っていたけれども、 私はまた新たなLIVEのために武道館詣でをする日々になっている。 あの頃、武道館の前でいっしょにだべっていた人達は、もうどこでどうしているかも分からないけれども、 きっとどこかの空の下で、同じようにあの日を思い出していたりして、とひそかに期待しています。 毎年この日が来ると、あの頃の全身全霊でかけぬけた青春を思い出して胸がキュンとしてしまうのです。 |
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うーん、ワタシにできるだろうか。 でも、やり始めた以上、やるしかないよな。 以前やっていたバンドもワタシは怒られっぱなしでしたが、 今度のバンドも求めるものが高くて、ものすごく細かいところまで要求されます。 ま、それはバンドをよくしていくために必要なことだし、 クリアすべき課題を与えてもらっているということでとてもありがたい環境ではあります。 それにしてもワタシってば根本的に「向上心」というものがあんまりないのかも、と思えてなりません。 何に対してでもそうなんだけども、「もうちょっとがんばってみて上を目指す」という気持ちが働かない。 ある程度できてしまったら「こんなもんでいいか」とそこで満足して努力を止めてしまう。 だからいつまでたっても“ぬるま湯”の中につかっている状態でさ。 でも、いっぱしにグチグチ言ってみたりもするんだよ、これが。 だいたい「がんばる」って言葉、 その言葉だけでもうすでにプレッシャーを感じるよね。 きっとどんな世界でも「プロ」とか、その道を極める人っていうのは、 もっと「生きるか死ぬか」くらいのギリギリのところで、 他のものを全部捨てるくらいの勢いでやっているから、そうなんだろうねぇ。 ワタシのドラムの先生も『ドラクエ』とかああいうロールプレイングゲームは、 全部のキャラを「レベル99」の頭打ちのところ(それ以上の数値を表示できない)まで、 とりあえずは上げてみるって言ってたもんなー。 ちなみにワタシの場合は待ち切れずに「逃げる逃げる」で強い敵のエリアまで入りこんでしまい、 前進するも後進するも、にっちもさっちも行かんようになってしまうんですけどもー。 え?それは関係ないって? いや、「死んだら新聞に載るようなロックスターに」なるのは並大抵のことじゃないってことですわ。 ワタシはコンサートを見ていて「生まれ変わったらロックスター(♂)になりたい」と思っちゃいますが。 |
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神様、贅沢なワタクシをどうかお許しください。 明日のバンドの練習を「だるいなー」と感じています。 しかも、あんなにやりたがっていたくせに、練習曲の予習もしていません。 前の練習日からはちょっと久しぶりの練習日。日があればあるだけ練習していません。 こんな状態で、うまくいかなくて嫌な気分になるのはまたワタシだとよく分かっています。 でも、なんとなく明日は「寝ていたい」気持ちのほうが強いのです。 初心忘れるべからずとはこのことですね。 あぁ、なんて贅沢な悩みなんでしょう! 話は変わって「家畜人ヤプー」、舞台化されて演ってたみたいですね。 もちろん田舎には届きませんので、見ることはできなかったけど、 せっかく本も読んでいることだし見てみたかったなぁ。 どんな風に舞台上でやるんだろう? こっちにも演りに来てくれないものかしら? あー、もう明日の予習もしないまま寝ても良い? みんなに迷惑かけるだろうなー。 なんかテスト前の一夜漬けをあきらめて寝る気分。 |
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借金を苦に…ではなくて、正真正銘ホンモノの「奈落」。 舞台の真ん中に穴があいて、突然登場したりする「せり」のことね。 この前、地元に数年前にできた劇場の「劇場サポーター」というやつに応募して、 それの第一回目基礎講座として、最新式設備の整った舞台の裏側を見せてもらいました。 (「劇場サポーター」っていっても、単に「劇場ファンクラブ」みたいなもんです。) 「す、すごい」というより、「こ、こわい」。 舞台ってとっても危険がいっぱい。 「NEXTコナン、ヒントは…」ってかんじよ。(『名探偵コナン』のつもり) 動く舞台に乗せてもらったり、舞台の上空の照明のところまで登らせてもらったり、 観客席の天井部分にあるピンスポライトブースにも行かせてもらった。 時間の関係で実際に降ろしてもらうことは叶わなかったけど、 奈落の底なんて、十数メートルくらいあるんだって! 聞いただけでクラクラきたよ。 せりで降りることはできなかったけど、底の部分は行って見せてもらった。 こわい。もう舞台じゃないよ。ターミネーターとかが戦うところだよ、あれは。 舞台のセットをぶら下げたりするバトンもすべてコンピューター制御だし、 会場全体も音の吸収だの反射だのを計算しつくされていたし。 SPの時にあったらすごかっただろうね。こんな設備。 「フランスの女王!な・の・で・す・か・ら」(『ベルばら』のつもり)とかは ワタシにはできないなぁと思ったよ。 しかしかっこいいね、ムコウ側のお仕事って。 |
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“人と違うことをしようとして、みんなと同じことをしている” とか、そのような内容のセリフが出てきてね、 「そうそう、そうなのよぉ、レオく〜ん」とスクリーンをみながら、 何度もその言葉を忘れないように反芻してしまった。 ワタシ、昨今のバックパッカーってあんまり好きじゃないんだ。 だってまさにその「人と違うことをしようとして、みんなと同じことをしている」ように見えるから。 それをすることによって「人と違う」ってことをアピールしたい欲望が意識の下にあってさ、 それってけっきょく「人」を意識して成り立つものであって、 そうやって意識してる限り、その人は「普通」からは離れられないと思ってしまうの。 ココで見つけられないモノは、ソトに行っても見つけられないと思う。 少なくともワタシは。 ココにしっかり足をふんばって、じっくり探してみないと。 ・・・と、あつかましくも偉そうにのたまわっているワタシは、 毎日の生活にただウダウダと文句を言うだけで、 一人で外国に行ったこともないような『あかんたれ』なんで、 何を言おうと「負け犬の遠吠え」にしかなりませんが。 *『あかんたれ』・・・方言? 意気地なし、度胸がない様子、いざという時に弱い人など のことを指して使います。ダメ人間のことか???そこまで言うとひどいな。もうちょっと優しいよ。 |
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2列目だったのよっ! チケットには「E列」と表示されていたので、そのまま5列目くらいだろうと思っていたら、 会場に入ってみたらなんと2列目。 「あぁ、イエローモンキーでもこんな席だったらもう思い残すことはないなぁ」と不謹慎なことを考えてしまったよ。 さて、劇のハナシ。 セットは竜安寺の石庭をイメージしたと言われるセット。 舞台上一面に砂が敷き詰めてあって、岩も点在している。 オーケストラピット部分にお寺の縁側のような板張りの舞台が作ってありました。 出演者はみんなやたら砂を蹴散らして走っていたよ。こっちまで飛んでくるんじゃないかってくらい。 衣装も日本ちっくなような、アジアちっくなような。 特に妖精はそのアジアンテイストな衣装で不思議な世界をかもしだしていて、 それとは対照的に職人達の衣装は「現世」ってかんじのガサガサした衣装で上手く世界が別れていた。 天井からツーッ細くと降り注ぐ砂と、舞い落ちる花が印象的な演出でした。 白石加代子さんがタイターニア(ヒポリタ)で、オドロオドロしてたよ。 妖精たちも私達が普通に思い描くかわいらしい妖精ではなくて、 オドロオドロした魑魅魍魎(チミモウリョウ)といったかんじ。 夜にしか活動しない妖精たちだそうだから、 「妖精」というよりは「妖怪」とか「もののけ」のほうが近いのかな。 パックが京劇俳優の人で、その動きで「人間離れ」した様子がよく出ていた。 京劇って所作がキレイねー。“でんぐりがえり”一つ取っても『魅せる』わ。 一度本物の京劇が観てみたいなー。 もうなんせ「2列目」だから、近い近い。 暗転時に「なんでこんなにゴマ油のにおいがするんだろう」と空腹感をそそられていたら、 明るくなったら職人のボトムがマジで塩コショウしながらヤキソバ焼いてるし。 目が合ったら石になってしまいそうだから、カーテンコールで前の縁側に来た時もドキドキしてしまった。 ヘレナとハーミアのつかみ合いのケンカも、職人たちのやりとりもめっちゃおもしろくて笑ったよ。 でもねー、上杉祥三さんがパックをやった「夏の夜の夢」がわりと下品で強烈な印象で残っているから、 やっぱり今のところそれが私の中で一位なのよ。もう一度観たいなぁ、アレ。 |
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横浜に行ってきました。コンサートのために。 世間ではゴールデンウィークも終わって、皆なんとか社会復帰しようとしている時期に、 ワタシはまた休みを取って社会からはみだしてしまいました。 (職場の人は単に横浜観光だと思っている) それにしても、大人になってからのこういう遠征旅行は贅沢しちゃいます。 学生時代だと、やれ夜行バスだ、青春18切符だ、と安さを追究することに喜びを見い出したりしてたけど、 なんかもう席取りにドキドキするのも疲れるので、新幹線の指定席を取っちゃったりしてねー。 ま、贅沢と言ってもそれくらいのことなんですけど。 横浜ではココにも遊びに来てくださるKRちゃんやMYちゃんにお世話になって、 おのぼり観光も敢行させていただきました。(MN姉もお昼休憩時にありがとう。) シーバスにも乗ったし、それで「MM21」にも行ったし。 (「MM21」は「みなとみらい21」の略なのよっ!知ってた?「メッチャムカツク21」ではないのよー。) ランドマークタワーにも昇った。うーん、おのぼり〜。 バーチャルな世界の人達と初対面だったりするのに、 あんな風に和やかに会ってしゃべってるのが不思議な感じもした。 あ、コンサートそのもの等々詳しくは、またそのうち追々書いてみようと思っています。 さてと、明日からは現実世界か。 |
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ゴールデンウィークもたけなわとなってまいりましたが、みなさんいかがお過ごしですか? ワタシはおおよそ「年頃のお嬢さん」だとは想像もつかないような怠惰な生活を送り、 至福の時間をかみしめているわけですが、今日は不要CDを中古屋さんに売りに出してきました。 あ、言っておきますが、そこまでお金に困って売りに出したわけじゃないからね。 たまってきたハズレCDのリストラ対策の一環ですから、ハイ。 ほとんど衝動買いで買った洋楽CDなんだよねー、けっきょく。 査定された金額を聞くと愕然として、本当にもう衝動買いは止めようって思うよ。 あんまり金額を露骨に出すと、ワタシの馬鹿さ加減をさらけ出しているようでなんなんですが、 モノにもよりますが、たとえば10枚くらい出すと、やっと一枚買えるかしら?ってな金額かなー。 それなら売らないで持ってたほうがマシって考えもあるけど、聴かないのに場所を取ってるのも嫌だしねー。 またワタシってば「けったいな」CDとかばっかりだしねー。 あーあ、反省。 もう欲しがりません、勝つまでは。(何に?) 贅沢は敵だ! さてと、明日は「パーマネント」をあてに行くぞ!(反省の色なし) |
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不純な動機でごめんね。 ぐぐぐ。かつお不発。 宇月原晴明著「信長 あるいは戴冠せるアンドルギュヌス」を読んだんだけど、 不純な動機で読み始めたばっかりに、半分くらい読み進んでもちっともおもしろくならない。 たいがいおもしろくない始まりの本でも半分くらい読み進めると、 それはそれでそれなりにこっちもリズムに乗ってくる場合もあるのに、 「え、どうしよう」と心配になるくらい最初はリズムに乗れなかった。 でも、さすがに最後の方にさしかかると、いろんな歴史が絡みあってきて、 「これってフィクションよね」と常に自分の中で確認をとっていたくらい、それらしく思えてくる。 「信長は本当にそうだったのかもしれない」と今は思っています。(けっこう単純) なんでそんなにも不純な動機だったのかというと、 私が期待していたのはマンガの「日出処の天子」(山岸涼子著)のようなものだったの。 これは聖徳太子がモデルになっているマンガなんだけど、もう妖しい妖しい。 友達に「かつおは気に入るはず」と貸してもらったものなんだけど、もうハマルハマル。 (男の子が男の子を愛しちゃったり愛しちゃったり・・・ってまぁ、 少女マンガにはありがちな少年同志の愛が描かれてるジャンルね、あ、それだけでもないですよモチロン) これまた「聖徳太子は本当にそうだったのかもしれない」と思ってたりして・・・。 「信長 あるいは〜」の本は第11回ファンタジーノベル大賞を受賞している作品で、 私にとってこのファンタジーノベル大賞作品はけっこうアタリが多いです。 第1回大賞受賞作品の「後宮小説」(酒見賢一著)もおもしろいし、 第2回優秀賞受賞作品の「楽園」(鈴木光司著)なんて何回も読んじゃったよ。 (鈴木光司は「リング」や「らせん」ばっかりじゃないのよっ!) あ、こうして並べてみると、けっこう歴史に根ざしたお話モノが多いのかな?ふーん。 ま、カードの請求書が来てしまって、かつおもバブル崩壊を目前にひかえているので、 宮部みゆき著の「火車」でも読んで勉強することにします。今日買ってきたんだー。 ってまた買っとんのかい!火の車だー!!! |